アットホームな雰囲気を楽しめる小料理屋は、開業する際にもコストが抑えられる、自分の好きなスタイルで経営しやすいなどのメリットがあります。

小料理屋を開業する際の流れや、長く愛される小料理屋にするためのポイントなどをチェックしましょう。

小料理屋を開業する際の流れ

小料理屋を開業する場合も普通の飲食店の開業方法とほぼ変わりません。

理想の大きさ、立地の物件を探し契約をします。

内装デザインなどをデザイン会社に依頼すると初期費用が高くなります。理想の内装デザインがあるのか、すべてデザイン会社に相談したいのかを考えてから利用しましょう。

従業員がおらず一人で営業する際はメニューや宣伝方法なども一人で考えなければならず、開店までにすべてを済ませなければなりません。

時間には余裕を持って、しっかり準備を進めましょう。

小料理屋の開業に必要な資金や資格・許可

小料理屋の開業に必要な資金、資格、許可などについて解説します。

開業資金は600~1200万円程度

小料理屋の開業資金は600万円から1200万円程度です。

居抜き物件を利用すれば安く抑えられますが、スケルトン物件を選んだ場合は高額になってしまいます。

物件取得費が半分程度を占めますので、どうすれば安く抑えられるか考えましょう。

食品衛生責任者・防火管理者の資格

飲食店の開業に最低限必要なのが食品衛生責任syはと防火管理者の資格です。

食品衛生責任者は保健所に届け出を出します。

防火管理者は収容人数が30人以上の場合に必要です。こちらは消防署が実施している講習を受けて取得できます。

小料理屋を開業して愛される店を作るポイント

小料理屋の開業に成功しても、長く愛され続ける店舗にしなければ意味がありません。

人気の小料理屋はどんな点が共通しているのかを考えてみましょう。

コミュニケーションを大切にする

セルフサービスの飲食店や大きなチェーンの飲食店も増えていますが、それでも小料理屋が淘汰されないのは人々がコミュニケーションを求めているからです。

従業員、店長の人柄や、その小料理屋に集まる常連客との会話を楽しめるような店舗を目指しましょう。

近年では親しみやすいSNSの投稿なども常連客を作るポイントです。

特別感のある雰囲気作り

特別感のある雰囲気作りも心がけましょう。

提供する料理にもよりますが、日本の文化を感じられる、アメリカのレストランのような雰囲気をたのしめる、海外の住宅のような雰囲気を楽しめるなど、いつもとは違う気分で食事を楽しめる小料理屋にすることも人気店にするための重要なポイントです。

通いやすい立地も大切

人気店舗ならば、SNSを上手に活用すれば立地は関係ないという意見もありますが、やはり立地は重要です。

とくに少し立ち寄って食事を楽しめるような小料理屋の場合、駅の近くや飲食店が多いエリアを選ぶようにしましょう。

人気のエリアであっても小規模の物件であれば比較的取得費用や家賃を抑えられます。

小料理屋を開業して長く営業を続けよう

小料理屋の開業やその後長く営業を続けるためのポイントを紹介しました。

暖かい雰囲気を楽しめる小料理屋は、どんな世代にも愛されることでしょう。

店舗作りの段階から内装にもこだわって、長く続く小料理屋を目指してください。

この記事を書いた人

厨房屋

飲食店作りのエキスパート厨房屋は、創業21年、施工実績が4,000店舗以上。
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