カジュアルでも高級店でもいつもよりちょっとおしゃれな気分で楽しめるフランス料理店は、記念日やイベントにいくレストランとして人気があります。ただ日本人に馴染みがある料理とは言えないため、集客に苦戦しているお店もあるのも事実です。

そこで今回はフランス料理店を開業して人気店にするための集客のコツや、開業に必要な準備・手順、開業する際の注意点を紹介します。

フランス料理店を開業して人気店にするための集客のコツ

フランス料理店に敷居の高さを感じてしまう人もいます。まずは一度足を運んでもらい、お店のファンになってもらうのが集客のコツです。初回来店につながる集客方法を紹介します。

手書きの案内状を作成する

今まで修行してきたお店でファンになってくれた顧客や知人、友人、取引先などには手書きの案内状を作成しましょう。案内状を書くのは手間ですが、印刷した案内状に手書きのメッセージを添えると、「お祝いに行ってみようかな」と思う人も多いです。準備の間で時間はかかるかもしれませんが、心を込めて案内状を作成しましょう。

ポスティングをする

お店を構えるエリアに住んでいる方には、チラシのポスティングを行ってお店の存在を知ってもらいましょう。ご自身でポスティングする余裕があるのであれば、ポスティング中に出会った方に直接宣伝するのもおすすめです。近所に買い物に行く際などにもチラシを持って行って、タイミングがあれば直接渡して宣伝してみましょう。

ランチ営業やテイクアウトで敷居を下げる

基本的にディナーしか営業しない場合でも、ランチ営業やランチ時間帯のテイクアウトを行い、お店を認知してもらいましょう。とくに今は新型コロナウイルスの影響で外食しない方も増えています。気軽にできるテイクアウトなら、お店の味を知ってもらう機会にはうってつけです。

ネットを使った宣伝

最近は、お店を探す時ネットを使うのが主流です。グーグルマップに登録したり、無料のグルメ媒体に掲載してもらうなどネット対策をしておきましょう。SNSを使ってお店をアピールするのもおすすめです。SNSに投稿してもらったらドリンクが1杯無料などのキャンペーンを行うと、口コミで広がりやすくなります。

フランス料理店を開業するために必要な準備、手順

フランス料理店を開業するなら、資金調達・店舗となる物件の確保・内装工事などを行わなければなりません。これに並行して案内状作成やチラシ作成・ポスティング、インターネットでの宣伝準備なども必要になります。

同時に保健所の食品衛生課に申請を行う必要です。店には必ず一人以上の食品衛生管理責任者をおかなければなりません。食品衛生管理責任者の資格は、講座を受講することで取得できます。

開業手続きは個人事業主の場合税務署へ、法人の場合は社会保険事務所、労働基準監督署、税務署などに届出を行います。こちらは開店から1ヶ月以内に行いましょう。

フランス料理店ならではの開業時の注意点

フランス料理店を開業するにあたり大切なのはコンセプトです。フランス料理というだけで敷居が高く感じられますが、どういうコンセプトでどんな層をターゲットにするのかしっかり検討しましょう。

またカジュアルスタイルのフランス料理店でも、フレンチというだけで高級レストランというイメージを持つお客さんも多いです。カトラリーや食器などは高級感のあるものを使ったり、照明を落とした内装にしてキャンドルを使ったりすれば、カジュアルだけど高級感を感じられるお店づくりができます。

まずは来店してもらうことがフランス料理店の集客のコツ

どんなに味に自信のあるフランス料理店でも、まず足を運んでもらわないことには集客ができません。まずは敷居を少しだけ下げて、来店してもらえるようなフローを作りましょう。

この記事を書いた人

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