新型コロナウイルスの影響により飲食店にはさまざまな対応が求められています。その中でもひと際注意しなければならないのが感染症対策です。

飲食店ができる感染症対策とは何なのか、補助金や助成金は利用できるのか、さらに感染症対策を実施していることを周知する方法を今一度確認しましょう。

飲食店が取り組むべき感染症対策

飲食店ではマスクを外して会話をすることが多いので、飛沫防止に備える必要があります。

対面での着席を控えてもらう、対面の場合はアクリル板を立てるなどの工夫をしましょう。飲食時以外はマスクの着用を促す掲示物なども効果的です。

店内の消毒もこれまで以上に行いましょう。食器類やテーブルなどの除菌はもちろん、感染しやすいトイレの清掃も徹底する必要があります。

利用者には入店時に手指の消毒、検温に協力してもらいましょう。マスクを着用していない人、消毒や検温に協力しない人についての対応もマニュアル化しておくとスムーズです。

飲食店の感染症対策と補助金・助成金

飲食店の感染症対策にはさまざまな補助金や助成金が出ます。その一例を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

感染拡大防止協力金

営業時間の短縮など、都道府県からの要請に対応した飲食店に対して協力金が出ます。

それぞれの地域によって、また飲食店の売り上げによって給付される金額には変動があります。

感染症対策費用の補助金制度

各都道府県、自治体が感染症対策のためのアイテムを購入した費用を補助する制度を設けています。

アルコールや空気清浄機など、対象となるものは都道府県や自治体の制度によって違うので確認してから申請、購入しましょう。

新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金

中小企業の労働者に対して、賃金の8割、最大で1日11,000円を給付してくれる制度です。事業主の指示で休業したものの休業手当が支払われなかった労働者が対象です。

感染症対策を行っていることを周知する方法

飲食店が感染症対策を行っていても、利用者がそれを知らなければ「この飲食店は大丈夫だろうか?」と不安になってしまいます。

安心して飲食店を利用してもらうためにも、感染症対策を行っていることを周知しましょう。

ポスターを掲示する

店頭や店内のポスターで飲食店がおこなっている感染症対策をポスターにまとめるのは効果的です。

入店前の消毒や検温のお願いなども記載でき、利用者にも協力してもらいやすくなります。

ポスターはわかりやすく、目立つようにデザインしなければなりません。デザイナーに依頼するのも選択肢の一つです。

SNSで情報を提供する

ポスターは実際に入店する前にしか確認できませんが、SNSならその飲食店に行きたいと思っている人すべてにチェックしてもらえます。

安心して来店してもらうために、感染症対策として行っていることをしっかりと記載しましょう。

予約やデリバリーなどのサービスも一緒に記載しておくと、さらに利用しやすくなります。

新型コロナウイルス感染症対策を万全に!

飲食店ができる新型コロナウイルス感染症対策について解説しました。

飲食店ができることはたくさんありますので、できることから取り入れてみてください。

感染症対策を徹底すると同時に、利用できる制度や周知方法についてもきちんと確認しておきましょう。

この記事を書いた人

厨房屋

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